04-04-13 Tue 夢

甘美な瞬間に身を委ね、その自分に酔い痴れるのも良いけれど
その間に潜む厳しいまでの現実から目を背けるのは
あまりにも残酷な代償で

大きくなくてもいいから、幸福や穏やかな時の流れを見失わないように、
むしろ 自分がそうなれるように
キスはもう御預けにして
夢の続きを議論しよう

そこに確かな現実を掴める筈


04-01-05 Mon 謹賀新年

あけましておめでとうございます。

今年は例年にもまして、年末年始の感覚が薄くて、新年を迎えたという感じが全然しません。しかし、こういうイベントというのは年とともに特別製は薄れ、ただの節目になるんだろうなぁと思いつつ、節目を折り目正しく穏やかに迎えられることを嬉しくも思います。まぁつまり年取ったってことですね(笑)。

今年はどんな年にしようかなぁなんて計画もとくには無いんですけど、それなりにつらつらとアグレッシブにダイナミックに(?)生きていければ良いなと思います。その上で結果もついてくれば言うことないけどなぁ。

そんなわけで、今年もどうか、よろしくお願いします。


03-11-14 Fri 遺言

以前漠然と考えたことがあった。

もし、突然何かの事故で自分が死んだら、一体ウェブの世界にはどうやって伝えればいいんだろう?

家族や恋人はウェブを始めてからの友達を知らないし、またこのサイトの更新とか、そういったことは一切分からない。じゃぁどうやって私がこの世から去ったそのことを伝えればいいんだろう?

考えてみればとても不思議なことで、可能性としては私が死んだその後も、ウェブというある種掴み所のない膨大で広大な海を、私の言葉が、魂が彷徨い続ける。そしてそれは何かを伝え、何かを残し、まぁ何者にもならないだろうけど。

需要あれば供給あり、こんなサービスが始まったらしい。さすがIT先進国。

いわば第2の遺言状を配達するわけで、ウェブが生活に本当に浸透したということなんだろう。ウェブの世界は、その世界にはあまり身を置かない人からはとかくバーチャルのようにも取られがちだけど、それが浅いか深いかの違いはあれ、そこの住人には確実な現実の一部な訳で、しかるべくして現れたサービスだと言えると思う。

例えばサイトの管理人の死が伝わらないと−まぁ実際には有り得ないと思うけど−、ウェブが霊魂で溢れかえっちゃうような、そんなおかしなことになるのかなぁなんて思ってたけど、こういうのが増えれば迷えるタマシイも減るかしら。考えてみれば実態の無い世界はけど、確実に世界を侵食している。


03-11-07 Fri 闇と光

記憶というのはほんとに厄介で、忘れた、または閉じ込めたと思っていてもいつもどこかで待ち伏せしていて、ちょっとしたことをきっかけにその影を覗かせる。しかもその影は少しずつ染み出して、まるでそのうち身体をすっと染め抜いてしまうのではないかと思う程。

記憶の影や闇が濃ければ濃いほど、それを打ち消す光が欲しいが、光の存在でのみ影もまた存在すると思うと、結局はその相反する二律背反をうまくコントロールして、一つのハイブリッド品として完成させなきゃいけない。もしくは、...もしくは共存?

きっと生きている上でそんなことは日常茶飯事で、無意識にすらやってることだとは思うけれども、こと今までの人生で最大の事件に関する事となると、克服は相当な時間と自身の強さが求められる模様。


03-09-24 Wed 

見えないように、見つからないように、そっと包んで。
抉り取られたその欠片を、気付かれないうちに奪い返すべく。
言葉に傷付くなんて子供みたいな陳腐なことを、
はなさなくてもいいように、
腐りきった林檎ならまだ、その痛みは少ないだろうか。


03-09-22 Mon 星に願いを

急に秋らしくなった澄んだ空気に、思わず空を見上げる。しばらく見たことのなかった満天の星空。思わずじっと見入って、地上の星の上では決して見られない空を見ることの幸福を思う。ここにいるから手に入る、プチ贅沢。実家のある山の頂上から見える、汚れた煙を吐き出す海辺の工場群の、漆黒にキラキラ光る宝石のような地上の星も綺麗だけど、やっぱり星空には敵わないと思う。

寒いのは嫌だけど、冬の澄んだ凛とした空気が好きだと、いつか日記にも書いたなぁと思いながら、またこうして冬が来て、そしてまた桜が咲き、うっとおしい梅雨を過ぎて、うだるような暑い夏がやって来るのかと漠然と考える。

もしかしたら、もしかしたら、来年は何かがちょっと変わってるかもしれないけど、それは分からないことで、でもその未来は自分で紡ぐもの。もしかしたら来年は、この空は日常的には見れないかもしれない。それはきっと嬉しいことで、そうあって欲しいと思いつつも空を飽きずに眺める。どうなる?どうする?焦燥感を笑うように星は煌く。

背中を押されるように、車のドアを、閉じる。バンッ、と音が、空に響いた。


03-08-12 Tue 矛盾

君を想うからという美徳に隠された欺瞞が
棘となって君に突き刺さる

絡められて逃れられない深い茨の森

天から射す光

放たれる呪縛

自由という花を君に咲かせたい


TOP
Author : iori
Akiary v.0.51